2022年10月1日 初版第1刷発行
著者：秦 淳司
写真著作権：秦 淳司
発行者：Cyaan
発行所：株式会社 ダイアモンドヘッズ
アートディレクション＆デザイン：株式会社 ダイアモンドヘッズ
スーパーバイザー：安藤夏樹（プレコグ・スタヂオ）
テキスト：都築響一 / 鈴木正文 / 安藤夏樹 / 渡辺悦男
翻訳：ワーズワース
校正：山田洋子
スペシャルサンクス：黒潮船団 / 宮内龍二、宮内美紀 / 全国哥麿会 / 関野和也
プリンティングディレクション：北川大輔（カラン株式会社）
印刷：東京リスマチック株式会社
製本：株式会社 博勝堂
ISBN：978-4-9912780-0-6
DEKOTORA が NY ADC賞に入賞しました｡
ニューヨーク・アートディレクターズ・クラブの第102回ADC賞に、『DEKOTORA』が入賞。海外にもこの写真集のことを発信しようとエントリーしたところ、評価を得ることができました。日本から世界へ。DEKOTORAは、海を越えて疾走します！
夜の闇に浮かぶ
路上の宇宙船「デコトラ｣｡
フォトグラファー秦 淳司が
15年にわたって撮影した
写真集ができあがりました｡
雑誌や広告などの第一線で活躍するフォトグラファー、秦 淳司は15年前にデコトラを撮影したときにその魅力に引きこまれ、以来その姿を撮り続けてきました。
1970年代に映画『トラック野郎』で一大ブームを巻き起こしたデコトラも、もはや絶滅の危機。ボディにペインティングや電飾を施した、世界のどこにもない唯一無二のクルマは、近年日本のポップアートとして世界から注目されています。
秦 淳司がデコトラを撮影するのは、いつも夜。夜の闇に浮かび上がる電飾を点灯したデコトラたちは、あたかも路上の宇宙船。夢か幻か、デコトラは私たちを異界へと連れてゆきます。
この写真集は絵本などに使われる厚紙を使用した分厚い一冊。厚さは5センチ、重さは2.6キロ。各ページを飾る写真ともども重量感あふれる写真集となっています。また同封されている別冊には都築響一、鈴木正文、安藤夏樹の各氏が寄稿し、デコトラや秦 淳司のことを語っています。
この写真集の発行にあわせて、メタバースのギャラリーで作品展示もしており、作品はNFTでの販売もしています。
DEKOTORA
Spaceships on the Road in Japan
2022.10.4 ON SALE
限定10冊
写真集 プレミアム限定版
TYPE A
秦 淳司 直筆サイン入り写真集。
秦 淳司 直筆サイン＆シリアルナンバー入りオリジナルプリント(A) 1枚付き。
A4 変型判／86頁／ハードカバー／小冊子付
価格 38,500 円(税込)
限定10冊
写真集 プレミアム限定版
TYPE B
秦 淳司 直筆サイン入り写真集。
秦 淳司 直筆サイン＆シリアルナンバー入りオリジナルプリント(B) 1枚付き。
A4 変型判／86頁／ハードカバー／小冊子付
価格 38,500 円(税込)
限定10冊
写真集 プレミアム限定版
TYPE C
秦 淳司 直筆サイン入り写真集。
秦 淳司 直筆サイン＆シリアルナンバー入りオリジナルプリント(C) 1枚付き。
A4 変型判／86頁／ハードカバー／小冊子付
価格 38,500 円(税込)
デコトラよ、
永遠なれ
秦 淳司
JUNJI HATA
15年前に初めて龍虎丸の雄姿を目にしたとき、体に電流が走った。その数年前にメキシコでウルトラバロックの教会を撮影したときに感じたのと同じ衝撃。密度の濃い巨大な物体には猥雑さがありながら、ある種の神々しさがあった。以来、デコトラをカメラに収めることがライフワークになった。
デコトラを撮影するのは夜だ。夜の闇は黒バックのスタジオ。ライトがオンになり、電飾が光る。エンジン音が唸る。大きなトラックは眠りから醒め、生き物になる。人間と同じように、同じ顔はひとつとしてない。千差万別、百花繚乱。夢中でシャッターを押す。
1970年代後半の東映映画『トラック野郎』シリーズでブームに火がついたデコトラは、北へ、南へ、東へ、西へ、疾走した。昭和の日本は活力に溢れていたのだ。それから半世紀近く。デコトラはもはや「絶滅危惧車」だ。龍虎丸はすでに地球7周の距離を走っている。オーナーたちも高齢になってきている。仕事の相棒で、人生の相棒。日本中を旅し、東日本大震災の支援物資を運んだこともある。だが世の中が変わってきた。なにせ電気でクルマが走る時代だ。
その一方で、待てよと思う。コロナで日本中元気がない。こんなときこそ、半世紀前の我武者羅なパワーが必要じゃないのか。馬鹿力が必要じゃないのか。そんな思いが募り、たくさんの仲間の力を借りて、こうやってデコトラの写真集を出すことになった。ズシリと重い一冊のページをめくって、何かを感じていただけたら嬉しい。
秦 淳司 プロフィール
赤坂スタジオ勤務後、小林和弘氏に師事。1994 年からフリーランス・フォトグラファーとしてファッションを中心に、雑誌、広告、アーティスト写真、動画などで活動している。
EDITOR’S VOICE
ニューヨークのグラフィティが、高価な額装を施した画布ではなく、くたびれた地下鉄の車体にもっとも似合うように、どんなに気取った現代美術館のクールな展示室よりも、陽に焼けた舗装路の上を疾走する巨大なトラックという「路上の展示空間」こそが、デコトラという疾走する美学にもっともふさわしい。
都築響一（編集者）
夜のデコトラは、その壮麗な電飾が豪華絢爛に光と影のドラマを創出し、昼の現（うつつ）が素寒貧であるのにたいして夜の夢が豪華であることを路上で歌い上げている。まことの夢は、夜、デコトラとともにひらくのか。秦さんのバロック美学全開の夜のデコトラ写真は、それゆえ、夢の１冊である。
鈴木正文（編集者、ジャーナリスト）
秦 淳司さんの撮ったデコトラの写真を見た時、ぼくはどこか近未来的なものを感じてしまう。それは映画『ブレードランナー』の中にあるような世界。劇中に登場するスピナーのように空を疾走できる気はしないけど、シド・ミードが描いた未来世界の「地上の王」として、デコトラが君臨する姿が容易に想像できるのだ。
安藤夏樹（編集者）
DEKOTORA FAIR
AKIBA DEKOTORA FAIR
アキバにデコトラがやってくる!
いま世界の注目を集めるジャパン・アート「デコトラ」。
写真集『DEKOTORA 』とそのオリジナル・プリントを展示販売します。
夜の闇に浮かぶ路上の宇宙船「デコトラ」、必見です。
会場ではドカジャンも販売します。
会期：2024年6月7日（金）〜 6月30日（日）
開催時間：11:00 ～ 20:30
会場：AKIBAカルチャーズZONE 4F「CulZone｣
住所：東京都千代田区外神田1丁目7-6
公式サイト：https://www.akibacultureszone.com/
二子玉川 蔦屋家電で、写真集『DEKOTORA 』引き続き販売中！
二子玉川 蔦屋家電
東京都世田谷区玉川1-14-1 二子玉川ライズ S.C. テラスマーケット
公式サイト
お問い合わせ：
株式会社ダイアモンドヘッズ 加藤
tel: 03-5774-1500
mail: dekotora@heads.co.jp
DEKOTORA
METAVERSE & NFT
in Spatial and OpenSea
デコトラNFT作品が購入できる、
バーチャルミュージアムがオープン！
NFTマーケットプレイス「OpenSea（オープンシー）」で、写真集のNFT作品の販売がスタートしました。
ブロックチェーンと呼ばれる技術を利用し、デジタルコンテンツに発行者、所有者、取引履歴などを紐づけることができるデジタルデータ｢NFT」。購入した作品は唯一無二の存在であることを証明する｢NFT」が付与され、あなただけのデコトラコレクションとして閲覧することができます。
NFTコレクション購入はこちらから
DEKOTORA NFT COLLECTION ＠OpenSea
このNFT作品販売にあわせて、メタバースプラットフォーム「Spatial（スペーシャル）」上にバーチャルミュージアムがオープン！
展示会場では、NFT作品の購入やムービーの視聴をすることができます。ぜひご来場ください。
※スマートフォンでは機能制限がされているため、パソコンからのご来場をおすすめします。
バーチャルミュージアム来場はこちらから
DEKOTORA MUSEUM ＠Spatial
ARCHIVE
PHOTO EXHIBITION @Roll
神楽坂のアートギャラリー《Roll》にて写真展を開催
2022年12月、神楽坂のアートギャラリー《Roll》にて写真展を開催しました。
TOKYO ART BOOK FAIR 2022 @TABF
第12回 東京アートブックフェアに出展
2022年10月、東京都現代美術館にて開催された第12回 東京アートブックフェア内「プレコグ・スタヂオ」ブースでデコトラ写真集を展示販売をしました。
